愛好家にはたまらないほど愛嬌のあるハムスター。
のっぺりした表情でリラックスしたり、ある時は突然全力で走りだしたり、そうかと思えばスライムのようにぺちゃんこになったり…。雪見大福や毛玉のようにもこもこまるまるとした見た目やチャーミングな行動が特徴的なハムスター。
ですが、ふとしたことがきっかけである日突然、一時的、もしくは長期的に目が突出するということがあります。
今回はこの現象についてお話します。
目次
判断方法原因:
判断方法:
一番簡単な判断方法として、両目ではなく、片目のみがアンバランスに突出している場合です。この場合、感染症や怪我によって突出している場合がほとんどなので、悪化する前に獣医師に診せてください。
そして両目の場合には、初期症状であればあるほど判断が難しいです。
というのも、ストレス等の場合だと一時的な突出であることがあるからです。
- 白目の面積が通常より妙に広い
- 横から見た時に比較的ポコッと出ている
- 目がむくんでいるように、テラテラとしている
重度になればなるほどあからさまに目が突出します。
酷い場合、最終的に目が取れます。
原因:
- みるからに衛生面が欠けていた
- 歯が伸びすぎていた(かじり木が少ない)
- 何らかの傷からの感染
- 寿命による腫瘍
など
対処:
最善の方法としては獣医師にハムスターを診せ、抗生物質の入った薬などを貰って感染症の悪化を防ぐ事です。
早く対処するか否かによって今後が大きく異なってきます。
しかし今すぐ獣医師に診せられないが対処が必要!という時には以下の応急処置があります。
緊急用応急処置
- 清潔な水 250ml
- 食塩 2.5g
- 重曹 2.5g
- コットン、もしくは綿棒
上記を温めて溶かします。
(蒸発により濃くならぬよう、塩や重曹はのちほど投入)
ぬるま湯か冷まして点眼。
※心配であれば上記より薄めに作って点眼するのも良いと思います。
注意点:
- 一度使用した上記の液体は使用後処分してください。再利用は厳禁です。再利用が必要な際には手間ではありますが、再度上記液体を作る必要があります。
- また、点眼後に他のハムスターのいるケージに目の突出している仔を戻さないでください。
これで治るわけではありませんが、目が突出してしまった際の一般的応急処置です。(一時的に突出してる子にはこういった対処をする必要はありません。)
おうちで対応したくなる気持ちも大変分かるのですが、やはり上記は応急処置ですので、気になる子の完治には必ず動物病院に連れて行ってあげて、適切な処置を受けさせてあげてください。
上記参考になれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。