ふさふさとした水草の中で一番かわいい別称をもらったのではないでしょうか。
多くは「リスノシッポ」と呼ばれます。
どちらかというと赤系の水草に割り当てられます。
(※写真は緑系ですが育て方によって色味が変わります)
名前 | ロタラワリッキー リスノシッポ |
英名 | Whorly rotala |
学名 | Rotala wallichii |
分類 | – |
分布 | 南アジア~東南アジア |
寿命 | – |
扱いやすさ | 普通~やや難しい (※色味にこだわる方は若干むずかし めの傾向あり) |
サイズ | 高さ:40-45cm(成長は早め・後景草) |
水質 | * 弱酸性~中性(5.0~7.0)、 * CO2ある方がいい、 * KH: 0~6 |
水温 | 15℃~30℃ (低めが良いので25℃前後が良いです) |
質温 | |
光量 | 普通~強め |
特徴
黄緑色から赤系の色まで幅のある見た目を発揮してくれるのが特徴。赤色に変色する際にはあかなりピンクピンクした赤い色に変身してくれます。
光合成やCo2添加をしっかりしていたら、40-45cmくらいの長さまですくすくと伸びます。
水上葉(水中でなくても空気中で呼吸ができる)としても育てられるので融通は効きます。また、水上葉から育てて水中葉にきりかえる方がどちらかというと早く成長しやすいです。
水面から飛び出してほしくない場合には、トリミングが必要になります。
メリット
十分な光量・栄養・Co2が整っている環境だと、葉がオレンジ~赤色に育ちます。
見た目はとげとげとしていますが、ふわふわとしていて、雑食の魚がかぶりついても消化器官を痛めることがなく消化できます。
多くの水草に言えることですが、今回のロタラワリッキーに関してもソイルで育てると水質の関係ですくすくと育ちやすくなります。必要であれば肥料添加もすると良いと思います。
水草として利用される方には花を咲かせようと思う方は少ないかもしれませんが、ロタラワリッキーは紫色の小さな花を咲かせてくれます。この時には水上葉である必要があります。
デメリット
Co2の添加がないと弱くなりやすい傾向にはあります。万が一、弱ってくると柔らかい分、枯れ始めるとバラバラになりやすいです。(しかしこれはどの水草をとっても同じことではあります。)
また、考えてみれば当然にはなってしまうのですが、ふさふさと葉が多い分陰の部分ができやすく、この陰の部分が多ければ多いほどこれもまた枯れる原因となります。
まとめ
お店で売っているロタラワリッキー(リスノシッポ)は色味がバラバラですが、おうちで育てる際に光合成やCo2添加をすれば緑色から赤みのある色まで幅を利かせてレイアウトさせることが可能です。
扱い方は「普通~やや難しい」と今回割りふっていますが、たいていやや難しいと言われがちです。
しかしロタラワリッキーはポピュラーな水草ということからもわかるようし、しっかり環境を整えてしまえば簡単に成長してくれる水草です。
赤みの足りない水槽に華をもたせる際には利用しやすい水草といえるでしょう。