名前 | チャタテムシ |
英名 | booklice, barklice, psocid |
学名 | Psocoptera |
分類 | – |
分布 | 各地各処 |
寿命 | 約3ヶ月弱 |
サイズ | 約1mm前後 |
食 | カビ、食品、ホコリ類、書物、他 |
温度 | 暖かい場所 |
湿度 | 多湿であればあるほど存在している |
特徴
目視できる程度に非常に小さく、家の中のどこにでもいて、ノミやアリに間違えられやすい。
特に高温高湿度で、暗く汚れた場所に多く居ます。
性別はすべてメス♀で、60から200個の卵を産むといわれています。
害はある?
結論から言うと、99%ありません。
壁紙や畳、段ボール、湿度の高い暗室、開封後ちゃんと閉じられていない開けっ放しの乾燥食品だったり…、家の中だとそういったところにチャタテムシは存在しますが、絶対存在しない家はほぼないと言っても過言ではありません。
しかし人間の血を吸ったり、皮膚をかんだり、ほとんどの場合食品に病気を運んでくることすらないです。
(血を吸われたり、噛まれた場合はチャタテムシではなく別の害虫です。)
どうやったら撲滅できるの?
完全に居なくさせるというのはほぼ不可能で、かなりの至難の業です。
繁殖しやすい条件の「高温高湿度、汚れている場所」をなくせば、表向きにはほとんど居なくなることでしょう。
例えば、日本の梅雨の場合90%前後である事が多く、この時期にチャタテムシが大繁殖しやすくなります。この高湿度を除湿機やエアコンなどで50%以下にすると、チャタテムシを減らすことが出来ます。
ペットやお子様の届かない所に乾燥材を置くというのも一つの手です。食品の中に入っているようなシリカゲル等もチャタテムシに効果的です。
またこまめに掃除する等してチャタテムシの餌となるホコリやゴミを減らす事も重要となってきます。
備考
このウェブサイトが生物に関してを中心に記述させていただいているので、読者の方に特に気を付けて頂きたいことを備考として残します。
チャタテムシ自体は特に病気を運んでくるような害虫ではないですが、大繁殖した物を口にしたくないのは事実だと思います。。(小さな蟻が繁殖してしまったパンを食べる等と同じですね。。)
というわけで、できるだけペットフード等はシリカゲルが一緒に入っていると思うので、必ず開封したら完全に閉じる事を忘れないでください。
また、ただの草だと思ってそのままに放置してしまいがちな、チモシーやアルファルファ等の牧草なんかにも実は容易に大繁殖します。こちらもシリカゲルなんかの乾燥剤を中に居れて、開け口をギュッと閉め、保存するようにしてください。
そうすることによって長期保存が可能となります。
以上、チャタテムシのお話でした。
一読いただきありがとうございました。